部屋にある本棚        

余白の愛

2013年1月月27日 作家名: 小川洋子

私が小川洋子さんの小説で感じるのは無機質さ。 本能を思い出させるような、食欲であったり、性欲であったり。 そういうものを排除したような、異質な清潔感みたいなもの。 『余白の愛』はそれ故の静けさが一番魅…

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妊娠カレンダー

2013年1月月27日 作家名: 小川洋子

この本は、まず姉を見つめる妹の視点に、 どこか自分にも覚えがあるような感覚を持ってしまった。 身内のそれも姉の妊娠という状況をどこか傍観者的な目で見ている。 神経症の姉から食欲を奪い、苦しめているよう…

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完璧な病室

2013年1月月27日 作家名: 小川洋子

清らかで無機質な病室のなかで、 ぶどうしか身体が受けつけなくなった弟と過ごす私。 そこには、心を乱す生活の汚れも、 食欲も、肉体的な要素もなにもない。 小川洋子さんらしいというか、ある特定の人物やもの…

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寡黙な死骸 みだらな弔い

2013年1月月27日 作家名: 小川洋子

すばらしく晴れた日曜日。ふと入った洋菓子屋に店員の姿はない。 永遠に6つのままの息子のためにバースデイケーキを買いに来た母親と、 一人の老女が出会うひとときから始まる。 小川洋子さんの小説には、食べ物…

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博士の愛した数式

2013年1月月27日 作家名: 小川洋子

記憶は、休むことなく更新されていく。 忘れたいような過ちも、胸にずっと留めておきたい大切な瞬間も、 そして、取るに足りない雑多なことも。 積み重ねていく記憶が、私を「今の私」として構成していく。 そう…

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