部屋にある本棚 山本文緒
プラナリア
2013年1月月30日 作家名: 山本文緒。
何者でもない自分というものを、一度くらいは思い描いたことはないだろうか。 どこにも属さず、時間に縛られず、必ず行かなければならない場所もない。 『プラナリア』は、「無職の女性」を5つの形で描いた短編集…
全文を読むブラック・ティー
2013年1月月29日 作家名: 山本文緒。
たぶん、どんな人でも「やってはいけないこと」というものがあると思う。 それは、単にその社会での常識や法律に照らし合わせたからだけではなく、 誰が見ていなくても、自分の心が裁いてしまうもの。 この本は、…
全文を読む絶対泣かない
2013年1月月29日 作家名: 山本文緒。
「絶対泣かない」なんてちょっと肩肘の張ったタイトル。 15編の短編が詰まったこの本を彩っているのは「働く女性たち」。 あとがきにもあったのだけど、読んでいると改めて、 世の中にはいろんな仕事があるのだ…
全文を読む紙婚式
2013年1月月27日 作家名: 山本文緒。
ものごとの結末があるのは気持ちがいい、とある意味では思う。 たとえば、ドラマや映画のストーリーを見ていくと、その多くはちゃんと結末がある。 悩み、苦境に陥った主人公も、展開はどうあれ、せめて心の中くら…
全文を読む群青の夜の羽毛布
2013年1月月27日 作家名: 山本文緒。
巧いなぁ。読みはじめから、にやりとしてしまう。 人の(特に女性の)心の奥底を、 時に意地悪なほど鋭くえぐりだしてしまう、作家・山本文緒さん。 他の作品も何冊か読んではいるけれど、きらりと印象深い短編に…
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