日だまり椅子         音楽・映画・本・芸術

秋に向かって

村上春樹さんの新刊『海辺のカフカ』が9月12日に発売されるとのこと。
新しい作品も久しぶりだし、1600枚の大作とのことで
(毎日10枚ずつ、半年間にわたって書き上げたそうです)
静かに楽しみがわいてきます。

時おり、こうしてリアルタイムで新作を読めることを不思議に感じることがあります。
当然のことなのだけど、それは同じ時代に私も生きているのだなと。
それがなんだか幸運に思える。

出る本すべてが面白いとか優れているとかいう観点では言えないけれど、
私はたぶんこの作家、その人が好きなんだと思う。
とても。

100万分の1の確立

甘いお酒が飲みたくなったので、カルアミルクを作ってみる。
飲む限度が難しい飲み物だなぁと思う。

映画を立て続けに2本鑑賞。『ミュージック オブ ハート』と『遠い空の向こうに』。

目指すところに向かって最善の努力をすることの価値というか、
どちらも方向としては似ていて面白かったんですが、特に後者はとても感動しました。

1957年、人類史上初の人工衛星スプートニクが空を横切るのを見た少年たちが、
ロケット作りを夢見ることから始まるこの物語。
「努力さえすればすべて報われる」といった表面的な持っていきかたではなくて、
様々なしがらみや周囲の人たちのドラマも丁寧に織り込まれているところも説得力があり、
見応えがありました。
この作品、自伝をもとにした実話だそうです。

少年がどんな道を歩んだのか、エンドロールに実際のフィルムが流れるんですが、
私はなぜだかここで涙が溢れました。
自分にもたぶん、迷って立ちすくんでいることがらがたくさんあるせいかもしれません。

それにしても、この映画、原題の『October Sky』の方がずっと似合っていると思う…

君の瞳に恋してる

ダイハツのCMで歌っていてきゅーっとなってしまう。
原題は『Can’t Take My Eyes Off You』だったか。

つい最近もシャカタクの『Night Birds』やら、シカゴの『素直になれなくて』なんかも耳にした。
ビリー・ジョエルやらブライアン・アダムスやらハワード・ジョーンズやら…反応しちゃいます。
懐かしい曲たちが神出鬼没なんだもの。嬉しいけど。

そんなかたわら、WOWOWで『宇宙戦艦ヤマト』全26話放送だそうで。
リアルタイムで見ていた私としては、再びチェックするパワーはありませんが、妙にワクワクしてしまうのはなぜ!?
どうせなら銀河鉄道999やガンダムもやってくれないかなあ…。
(『逆襲のシャア』までロードショーで観てしまったけれど)

* * *

新しいものの最近のお気に入りは、結局買ってしまったCHEMISTRYの『The Way You Are』
(本屋さんで聴いた曲は『Point of no return』と判明)と、
『冷静と情熱のあいだ』を一緒に観た人にいただいたENYAの『フォー・ラヴァーズ』。
CHEMISTRYは、よく聴くと歌がうまいのですね…

どこからか金木犀の香り

少し前Coccoのラストライブを見たんですが、とても感動しました。
Coccoの歌ってどうしてあんなに生身なんでしょう。
エロティックで残酷で怖いくらい純粋で、そして優しい。

ああいう歌を歌い続ける姿は、
なんだか身を削っていくように思えてしまう…けど、やっぱり残念。

歌をやめることが頭にあった彼女。
ライブの最後での「今まではスタッフやファンの人と仲良くならないようにしていた。
仲良くなりすぎると動けなくなるから」といった言葉が、
今の自分とちょっと重なって胸に残りました。