日だまり椅子         日々のこと・思うこと

虹を見たよ

友人が空にいってしまった。
私と同じ障害を持っていた。

いつも驚いたり、時にはそれを通り越して
あきれるようなことをしでかした。
無理をしてというより、無茶な生き方をしていた。
 
だけど、20年近く前、もし彼に出会っていなかったら、
私には行動できなかっただろうことが、たくさんある。
「やらないで怖がってたってしょうがないじゃん?」
と彼はよく言っていた。
 
深いところで絶望しながら、
矛盾しているみたいに、がむしゃらに生きていた。

会えば、たくさんたくさん話をした。
すぐ「大丈夫」と笑ってしまう自分が、
弱音をはける貴重な存在だった。


ネットは天国まではつながっていないけれど、
言葉を放ったら、うっかり読んでくれるような気がしてしまう。
 
いまは、歩いたり走ったりしているのかな?
もう、痛みや苦しみはないのかな?
 
いつかまた会おうね

「1回休み」の夏として

9月も下旬だというのに夏のような暑さですね。秋までもうひと息。
5月から始まった身体の不調で検査したところ、
バタバタと決まった手術・入院。
苦手な夏は、通院と入院という病院絡みで過ぎていきました。

通算8回目となる手術は、精神的には2番目に辛いもので、
いい歳をして、ずいぶん泣きました。

手術室に向かうストレッチャーの上でも往生際悪く、

でも悲しさと恐怖でどうしようもなく涙がこぼれました。
身体に大きな傷跡が残ったのは、
もはや、ひとつやふたつじゃないんだし、とか
水着を着るわけでもないし、とか
諦め半分、受け入れることはできたのですが、
この先いくつ乗り越えればいいのかな、と途方に暮れました。

* * *
「試練はそれを乗り越えられる人にしか訪れない」
といったような言葉があるけれど
「それはちょっとあんまりだ」と最近は思ってしまいます。

振りかかった試練が辛く苦しくて、生きるのを諦めてしまう人もいる。
それを弱いからとはとても考えられないし、
乗り越えようと生き続けられるのは強いから(乗り越えられるから)とも
違う気がするのです。

その時の自分を取り囲む環境や人や心の状態や、さまざまな要素が作用して
たまたま、なんとか生きられているように思えるのです。
ほんの少し何かが違うだけで、足りないだけで、変わってしまうような。
その境界線は紙一重なのでは、と。

* * *

夏は1回お休み。
また、心から元気に笑えるように
少しずつ毎日を重ねていこうと思っています。

希望の種を植えました

自分のHPを見るのが
ほぼ1年ぶりとなってしまいました。
今年は春にお引っ越しをし、
ただ今ひとりで暮らしています。

リスクも大きく、精神的な不安要素は
数えきれないほどあり、
そして今も、現実的に解決していかなければならない項目はありますが、自分のいちばん大きな目標でもあったことを、実現させることができました。

重~い重い腰を(それはもう、自分としては、地球ごと持ち上げるくらいのいきおいで)、
「えいやっ」と持ち上げて。

人一倍、ものごとをこなすのに、時間も体力も要しますが、
食事を用意し、晴れた日は洗濯をし、
掃除をし、ひたすら仕事をしている毎日です。

ところで、私は、今持っている生活のなかで、
きちんと生きられる「生活力のある人」に憧れます。
たとえば、誰かのために美味しい料理を作れる人は、とても素敵ですが、
自分自身のために、美味しいものを作れる人は
もっと素敵だと思ったりします。

そんな憧れには、ちっとも届きませんし、
そして、日々なんだかバタバタといっこうに余裕ができませんが、
いろいろな人に支えられながら、少しずつ、少しずつ、前に進んでいこうと思っています。

* * *
たくさんある変わったことのひとつ。
以前は、窓ガラス越しか、外出したときにしか空を見ることはなかったのですが、
ひとりで外に出られる環境になったので、
ふと外に出て空を眺めるようになったこと。

ふと。
当たり前のようにできることが不思議な感じです。

小野リサさんの歌う『Fascination』がお気に入り

そろそろ夏本番ですね。最近、ボサノバがとても心地よく感じます。
リニューアルデザインのご依頼をいただいた「サロン・ド・シュナ」様(7月公開)
http://www.salon-shuna.com/
案件が立て込んで、ひと月お待たせしてしまったお客様のサイトが無事公開に。
ご提案したデザインを修正もなく気に入ってくださった時、本当に嬉しい。
* * *
近頃ずいぶん地震が多いなぁと思ったら、自分が頻繁に揺れていました。
冗談みたいだけれど、本当に間違えそうに突然グラグラっと。
普通はふくらはぎの筋肉の動きが、下に降りた血液を心臓へ送るポンプの役割をするらしいのですが、それが機能しないことで血圧低下や脳貧血を起こしやすいとのこと。

暑さも加え、だら~んとした血管を収縮させるには、適度な塩分と、
体液を増やすよう水分を摂る。

私の場合は、
・スポーツドリンクを意識して飲むことが症状の対処になること。
・ふらついたら、意識をなくす前に足を高くして頭を低くする。
・体温が上がっていることに早めに気付くように、温湿度計は目につくところに。
(集中して作業しすぎて気付いた時には動けなくなることが…笑)
・上がってしまった体温は、動脈部分を効果的に冷やす。
・かといって、体力を奪わないように冷やしすぎない。

あなたはこういう身体だからしょうがないよね。
と医師に言われるのにはもう慣れたけれど、なぜ「しょうがない」のか、
原因や仕組みを教えてもらわなければ、「しょうがないけど」の次へ、
自分なりの対策を練ることができません。

体温調節ができないことも、ただの暑がり&寒がりとしか
周りには理解してもらえないことの方が多く、悲しく感じたこともありますが、
自分の健常な頃を思い返せば、しょうがないことに思えました。

手助けを必要としたい人には、初めから諦めずに、説明すること。
付き合いづらい身体を、時々放り投げたくなるのは本音だけれど、
完全に健康だといえる人の方がきっと少ないはず。
どうかみなさまも自分の「元気のものさし」で暑さを乗り切ってくださいね。

しかし、「塩分ちゃんと摂ってる?」と言われると、
世の中の動きと逆走している気になります(笑)

夏に編み物などしてみました

アクリルたわし
食器やシンクの汚れを、あまり洗剤を使わずにきれいに落とせるというアクリルたわし。(アクリルの繊維は非常に細かいためだそうです)
「こういうものなら作れそう!」と思い立ち、抗菌処理済のアクリル100%の毛糸と、握力のない右手のためにグリップ付きのかぎ針を用意し、編み始めようとした時ようやく、左手の指はほとんど動かないことを思い出しました…
このオトボケぶりは、暑さのせいでしょうか(笑)
しばらく茫然とし、でもそのまま諦めてしまうのももったいないので、糸をひっかける左手の人差し指の代わりになるもの…つまり、前方から負荷がかかる感じで糸が出てくれればできるかも?と考えました。
カードホルダーそういう視点で身の回りを探したら、こんな良さそうなものが…。(写真右)
これを机にテープで留め、糸を通し、左手の甲に2回ほど巻いてしまい(写真下)、後は右手に持つ編み地を、わずかに動く左の親指で軽く挟んだら、なんとか編み進められるではないですか。
糸のかけ方
もともと手芸は得意じゃないのでこの程度できれば十分で(と慰めてみる)、何より「できる」ということを発見しました。
とりあえず、食器用とシンク用のふたつ作ってみました。(写真1番上)
このたわし、乾いたもので、机まわりやキーボードのホコリもよくとれます。
編んでいる時はなかなか楽しいので、
用途別にいろんな大きさや形のものを編んで、
ストックしておこうと思います。
電気製品ばかり睨んでいないで、
お仕事以外に、たまにはこういう物作りもいいかもしれませんね。