部屋にある本棚

蝶々の纏足/

2013年01月29日

纏足というのをドキュメンタリー番組で見たことがある。
ちいさな足が美人という価値観の元、自分のサイズよりもまったくちいさな靴を履き続けること。
窮屈とか生易しいものではなく、骨を砕き、おもちゃのようにちいさな靴に詰められた足は、
醜くゆがんで靴の大きさに固まっていく。

この本を読むと悲鳴を上げているようにゆがんだ足を思い出す。
美しい友人とそうでない自分。
人を惹き付ける魅力を知り付くした彼女を憎んでも捕らえられたように離れることが出来ない主人公。
美しいものに対する純粋な羨望、反面の憎しみ、誰かの影ではなく、
自分が自由に自分でいられることへ切実な思い。
でも、光あっての影であり、影があっての光、でもあるんだよなぁ。