日だまり椅子

ささやかでありふれた

久しぶりに本屋さんでゆっくりと時間を過ごした日。
買うことを決めている本を買いに行くのではなく、
あやふやに記憶しているタイトルを手がかりに、
散歩感覚で本棚を見ている時間がとても好きだったりする。

手に取って、装丁を眺めて、ページをめくってみる。
ずいぶん前に気になっていたまま買わずじまいだった本、
特に好きな作家ではなかったのに、ふと読んでみようかという気になる本。
こういうのもまたちいさく偶然な出会いだと思ったりする。

その書店を含むショッピングモールは、贅沢な土地の使い方をした
バリアフリーになっていて、
車椅子ユーザーの私にもとても動きやすい。
今回の主役はその本屋さん。

通路は広く、車椅子が止まっていても通行の妨げにはならないので、
ゆったりと本を選ぶことができる。本棚は一貫して低い。

だから、普通なら届かなくて、しょっちゅう人の手を借りなければならない
上段の棚にも、自分の手が届く。
「棚の高さがない→収納できる書籍数が減る→その分、敷地の広さが要求される」
だろうから、どこでも可能ということではないだろうけれど。

そう。でも、守る過剰な優しさではなく、当たり前のことが何気なくできる、
難しいようで必要なのはただそれだけ。
サポートの方向性としてはすごく嬉しい。

小さな女の子がパタパタ通り過ぎざまに振り返り、私の前で立ち止まる。

「こんにちは」まんまるでまっすぐな瞳。
「どこ行くの?」と女の子。
「帰るの」
「一人で帰れる?」なんだかクラスの委員長さんみたいなてきぱき口調。
「帰れるよー」と答えつつ、その口調がおかしくてつい笑ってしまう。

目線の低さやその他の要素で、子供たちから見た私が、
いわゆる大人の領域にいないことをときどき感じる。
それは、楽しいことでもあり、ちょっと淋しいことでもある。
子供でもなく、大人でもなく、私は私だけど。

誰かにとって見えている自分というのを意識すると、
ふいに困惑してしまうのはなぜなんだろう。

あひるとペンギンと猫と暮らしたい

今年は早めに確定申告の書類を仕上げてしまおうと、
アップグレードしておいた専用ソフトで、
いつもと同じように作成し、チェックのために目を通してから、
定率減税の変更に対応していないことにようやく気づく。
ぽちぽちと手動で修正(涙)

今年度分からは定率減税も廃止になるし、
変化する税法にも都度確実に対応していき、
ついでに経理ソフトと連携できる環境を作ろうかと考えています。

* * * * * *

久しぶりにトップページをいじってみました。
暖冬と言われていますが、春が待ち遠しい今日この頃。
と言いつつ、まだ描きかけですので、
時間を見つけてこっそりと、いじっていきたいと思っています。
間違い探しのように(笑)

時間…といえば、時間の使い方について。
どういう仕事スタイルでもメリット・デメリットはあると思うのですが、
SOHOでの時間の配分、特に休日のとり方の難しさを近ごろ感じています。

もちろん、まずお仕事ありきの話であり、
納期がタイトなものやボリュームのある案件にとりかかる期間などは、
がんがん進まねばなりませんが、そうではないとき。

たとえば、1日まるごと(?)の休日をとることがあまりないことに、
自分なりに少し改善の必要を感じました。

それでも元気でいられればいいのですが、
身体に無理がはね返り、後々の仕事に支障が出ればそれは本末転倒なわけで。
きちんと仕事をこなし、スキルアップのための勉強もしつつ、お休みもとる。
時間管理と自己管理が今年の課題です。

おじいちゃんとおばあちゃんの世界

あたたかな冬晴れ。
高橋まゆみさんの人形展『故郷からのおくりもの』に出かけてきました。

私はお人形には特別な興味はない方なのですが、
少し前に高橋さんの作品が使われたテレビCMを見かけてからというもの、
なぜだかずっと気になっていました。

作者を調べ、「いつか見られたらいいなぁ」と漠然と思っていたら、
思いがけず近場で開催された展示会。なんだかツイてます。

実物を見るまで、てっきり5~6センチほどのサイズなのかと思っていたら、
一体30センチくらいはあるのでしょうか…。

孫を背負い洗濯物を干すおばあさん。
おばあさんを迎えにいき、手をつないで歩くおじいさんの帰り道。
ちいさな男の子と並んで釣竿をたらすおじいさん。
縁側でスイカを食べる子供たち。

本当にひとつひとつ(ひとりひとり)に独自の時間が流れ、
生きてきた背景があり、そこに生活があることを感じられる。
つい今しがたまで動いていたかのような躍動感と豊かな表情。
そして、どの角度から見ても、隙がないのです。

作品の多くは、お年寄りを描いたものですが、
当たり前のように繰り返される、平凡でささやかな毎日のなか、
自分の役割をしゃんと生きる。

孫や家族に囲まれ、あるいは夫婦ふたりでいたわりあい、
あるいはひとりきりでも。
そこにある切り取られた生活のひとこまから、そんな尊さを感じました。

何気ない光景なのに、ふと涙が出そうになる作品もあったりして。

作者の高橋まゆみさんも会場でお見かけしましたが、
思いがけずお若い、活動的な感じの女性でした。

高橋まゆみさんのHPはこちら

Merry Christmas

月日がたつのは早いもの。
ちょっとうかうかしていると、一ヶ月なんてすぐ通り過ぎてしまいますね。

気になっていたのに今頃になって観られたDVD『シャイン』で、
シューマン、ショパン、ラフマニノフにリスト、と
好きな音楽が盛り沢山に使われていて、それだけでも満足してしまうほど。
それにしても、この映画は私にとって、本当に久しぶりに良いものに触れたと思えるものでした。

『シャイン』は実在のピアニスト、デヴィット・ヘルフゴットの半生を描いた作品。
圧巻だったのは、精神に異常をきたした彼が、音楽によって解き放たれる瞬間。
人々の拍手とデヴィット(ジェフリー・ラッシュ)の表情に、自然と涙が溢れました。

人生すべてが音楽で、上手には生きられないのに、
『熊蜂の飛行』を弾く場面や、トランポリンを飛ぶ姿など、
彼だけの持つ世界での自由さにうらやましいほどの光を感じるのです。
たぶん、その世界には誰も入り込むことはできないのだろうけど…

その少し前に、ホロヴィッツの弾くシューマンの『子供の情景』と
アルゲリッチの弾くショパンを買い込んで聴いていたところで、
幾度となく映画のシーンを思い出しては、「いいもの見たなぁ」と1人うなづいている今日この頃です(ちょっと怪しい…)。

* * *

今夜はクリスマス・イヴなのですね。
今年は大切な人が病院にいるので、クリスマスはここにはないようです。
でも、ちょっぴりお酒は飲んでいたりします(いつも飲んでますが…)
サンタさんへのお願いは「友人が元気いっぱいになりますように」です。

…そういうのって、年齢制限あるのかな(涙)

3日ではすぐ下りるかも

久しぶりにお仕事関係の本を手にとって見ました。
この本はウェブに絞ったものではなく、
印刷物の知識やデザインの観点から書かれているもの。

情報を明確化させるレイアウトや色使い、画像処理の工夫など、
どれもウェブのお仕事にも通ずることなので、

最近はDTPに関する本も目を通すように心がけています。
PhotoShopやIllustrator等のソフトが、
ある程度使えることが前提の説明となりますが、
内容も濃く、なかなか参考になりました。

全体を通して改めて感じたのは、
たとえば、ページや画像の見栄えを良くする技術うんぬんの前に、
作り手が見る側の視点で行き渡らせたちょっとした配慮、
それがある・なしのわずかな違いから仕上がりがぐんと変わること。
神経を鈍らせないこと。細かなところで手を抜かないこと。

そういう意識を常に持てることも「技術」にしっかりと含まれるのだということ。
それが今の自分が身につけたいもののひとつなのです。

しかし、サブタイトルの「3日で腕が上がった(ように見える)」は、
いかがでしょうか(笑)