日だまり椅子

人は足りないものを数えたがる

昔、新聞の投書欄で見かけたフレーズ。
内容は忘れてしまったけれど、けっこう当たっているなぁと思ったので、
そこだけ記憶に残っています。
どういうわけか、ないものの方が見えやすいんですよね。

私は事故で手足に障害を持ってしまったんですが、そのなかでも面白いことに(って面白くはないか)、
腕を押し出す神経がアウトなのに、引き寄せる神経はかろうじて無事なんです。
うーん、人間の身体って複雑。

たとえば、好きな人を抱きしめているとき。
「抱きしめる機能が残っていて本当に良かった」などと思う瞬間、この言葉をふと思い出します。
今は、持っているものが、ほんの少し見えるようになったのかな。

あなたの欠点が好きよ。一つも減らさないで

映画『理想の結婚』の中のセリフです。
ベタなシチュエーションではなくて、見逃しちゃいそうなさりげないシーンだけど、
私はこのセリフ好きです。
映画自体も皮肉っぽいセリフと屈折した人々がチャーミングで楽しめます。

欠点って面白いですよね。
ある人にとってそれが救いがたい要素に思えても、
別のある人には、美徳…まではいかなくても、ただその人らしさと映るだけかもしれない。

* * *

Webの仕事がようやく一段落。
今回はちょっとハードだったけれど、いろいろ勉強になりました。
何よりもクライアントとの信頼感みたいなものを感じられたことが嬉しかったです。

実績も目に見えないそんな信頼関係もすぐ作り上げられるものではなくて。
今だってまだまだスタートしたばかり。
でも、ちょっとずつ積み重ねていく過程こそが、
私にとっては財産なのかもしれません。

どこからか金木犀の香り

少し前Coccoのラストライブを見たんですが、とても感動しました。
Coccoの歌ってどうしてあんなに生身なんでしょう。
エロティックで残酷で怖いくらい純粋で、そして優しい。

ああいう歌を歌い続ける姿は、
なんだか身を削っていくように思えてしまう…けど、やっぱり残念。

歌をやめることが頭にあった彼女。
ライブの最後での「今まではスタッフやファンの人と仲良くならないようにしていた。
仲良くなりすぎると動けなくなるから」といった言葉が、
今の自分とちょっと重なって胸に残りました。

Free Note開始

たとえば、ベッドの上でも更新できる。そんなページを作ろうと思いたちました。
といっても、更新の強迫観念にかられてでは当然なく、
そのくらいラフに思いついたことを書いてみたくて。
ラフにといったらまずCGIです(笑)

ネットの良いところとして、自由に思いを表現できる楽しさが大きいと思うのですが、
そのリアルタイムな自由さが危険な部分でもあって。
「自由についてくる何がしかの責任」は見失わず、
でももうちょっとしなやかになってみよう。

しばらく中途半端な位置に置いて、中途半端加減をゆらゆら楽しみたいと思います。
読んでいるのはあなただけかもしれません。