観覧車と冬の空
大好きな場所で、
一足早いクリスマスを過ごしてきました。
お洒落をした人が目立つ静かなレストランでのこと。
ふと周りを見渡すと、年配のご夫婦らしき2人。
車椅子の奥様は手に障害があるのか、
食べづらそうにお箸を使っていました。
和食でもスプーンやフォークはお願いすれば持って来てくれるはず…
もしかしたら軽い素材のものもあるかも…
失礼だとは承知で、なんだか気になっていたら、
ご主人が「手で食べてしまえば」と促しているのが動作でわかりました。
それでも、やはり周りが気になるのか箸をにぎりしめたまま。
突然、ご主人自身が指でつまんで食べだしたのです。
「こうやって」
ちょっと得意そうな笑み。
すると、ずっと不安げな緊張した面持ちだった女性が、
一瞬ほのかな笑顔になって、
それから、一緒にお箸を放して食事をはじめました。
ゆっくりゆっくり。でも今度は確実に。
私にとっては、ほっとするようなあたたかい光景でした。
きらきらしたお洒落な若い人たちも、静かなご夫婦も、
そして私たちも。
テーブルひとつひとつに、ちいさな世界があって。
ただただ、今は。そばにいてくれる人にありがとう。
きっと一緒にいた人は、20年後もそのレストランで老夫婦と
同じように仲良く、クリスマスの夜をゆらさんと一緒に過ごす
ことを望んでいると思いますよ。(^^)
> サンタロウさん
私もそうだったら素敵だなぁと思ったりしています。
サンタロウさんのコメントがとても暖かくて
思いがけないクリスマスプレゼントみたいでした^^
どうもありがとうございます。
サンタロウさんも素敵なクリスマスを過ごしてくださいね^^
映画のワンシーンのようなレストランの出来事
ですね。
私まで穏やかな気持ちになりました。
ゆらさんの文章にはいつも癒されます。ありがとう。
そういう夫婦になれたらいいな・・・と思います。
ゆらさんも素敵なクリスマスでしたね。
だんだん寒さも厳しくなってきましたが、良いお年を!
> みきさん
相手を大切に思っているようすを感じると
こちらまで心があたたかくなります。
たぶん、お2人にとっては当たり前の日常なのでしょうけど…
コメントをありがとうございます。
みきさん、どうか良い年をお迎えくださいね^^